2 きらきらひかる
著者 江國香織
私にとって、この作品に巡り合えるとは、正直思いもしなかったのである。
最初、文庫本の表紙を観て、「これって、ドラマの『きらきらひかる』かな。」と、
何を思ったのか、当事テレビのドラマでしている法医学関係の殺人事件の話かと思い、
自分自身で勝手に勘違いをしていたのだ。
そして、そんなことを思いつつ、とてもウキウキしながら、裏表紙をめくった私は、
思わずハッとしたまま、その場で固まってしまった。
「ナニー?」
私の心は、何時の間にか、大きな叫びと科していた。物語の内容の凄い事。
その時の私には、とても分からなかった。と、言うのも、この内容からすると、全体的に
きちんとまとめて行けるのかが、心配だったのだ。それで、それを借りて、渋々話の
内容を読んでみると・・・。
素敵。とにかく、この一言が、最初の感想だった。なんて言えばいいのか、その時はただ
物語の余韻で、一杯だった。そして、再び何度も何度も読み耽ってしまった。
殺人事件しか読まない自分が、こんなにも深入りするとは・・・。今考えると、まだ若か
ったなぁと、しみじみ感じる今日この頃でした。