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管理栄養士を目指せる教育環境。新しい時代の、新しい栄養のプロを育成

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は、内臓脂肪型肥満を共通の要因として高血糖、脂質異常、高血圧が引き起こされる状態で、それぞれが重複した場合は命にかかわる病気を招くこともあります。ただし、食べ過ぎや運動不足など、悪い生活習慣の積み重ねが原因となって起こるため、生活習慣の改善によって、予防・改善できます。
生活習慣病をどう防ぐかが、社会の健康の鍵を握ります
時代とともに栄養士の役割が変わろうとしています。そもそも栄養士という職種が誕生したのは、昭和20年代の食糧難がその背景。栄養不良を防ぐための役割を果たしてきましたが、飽食の時代と呼ばれる現代にあっては、10代や20代などの早い時期に生活習慣病を患うケースがますます増加しています。
それとともに栄養士の仕事も糖尿病やがん、心疾患、脳卒中など栄養・食生活の関連がみられる生活習慣病を防ぐため、従来の栄養欠乏から過剰栄養に焦点をあてたものへと転換を図る必要が生じています。食物栄養学科では、こうした新しい時代のニーズに応えられる人を対象とした栄養のスペシャリストを育成します。
保健、医療、福祉から食品技術領域で幅広く活躍する人材を
食物栄養学科では、高度な専門知識や技能を修得した栄養のスペシャリストを育成。4年間じっくり学ぶことで、栄養士免許を取得するとともに、管理栄養士の国家試験受験資格が得られる専門カリキュラムを編成しています。管理栄養士とは、「人」の健康の維持増進をはかるための栄養の指導に携わるスペシャリスト。高齢化が進むこれからの社会にあってはチーム医療のスタッフとして大いに期待されています。また、食品技術系の企業においても、管理栄養士に人材ニーズが集中します。食物栄養学科では将来、こうした管理栄養士に成長できる実力を育てるために次の目標を掲げています。
国民の健康問題の大きな課題となっている生活習慣病対策に対し、生活習慣病の発症と進行を防ぐために食生活の改善と、慢性 疾患等の疾病の予防から治療に至るまでの業務をこなす「人」を対象とする管理栄養士になる栄養士の養成。
疾病の予防や治療において栄養評価・判定に基づく高度な専門知識・技能による栄養指導ができ、傷病者に対しては栄養評価・判定に基づく栄養管理等に携わることのできる管理栄養士になる栄養士の養成。
寝たきり老人等の介護領域において、豊かな人間性に富み、カウンセリングや福祉・介護分野の知識を修得した管理栄養士になる栄養士の養成。
最新設備と充実の教育内容で「栄養ドクター」を養成
食物栄養学科の教育目標を達成し、優秀な管理栄養士・栄養ドクターを養成するために、本学では最新の施設設備を用意しています。 その代表が平成14年1月に新設した栄養学実験実習棟。HACCPの概念を取り入れた「給食経営管理実習室」では、食材の搬入から検収、調理、仕上げ、配膳に至るまで食品衛生管理が徹底されています。食事を提供する場所、また企業での食品開発・製造工程で最も重要である衛生管理の知識と理念を最新の設備で学習します。栄養計算ソフト、個人の栄養管理情報の蓄積と分析などコンピュータを利用して実践力・マネジメント能力を養う「栄養教育実習室」、傷病者一人ひとりの栄養ドクターとしての能力を培う「臨床栄養学実習室」、食品衛生や解剖生理などの実験で使用する「食品衛生学実験室」「生理学実験室」「低温実験室」など栄養学実験実習棟は新しい管理栄養士を養成する西日本屈指の施設設備です。
栄養学実験室の紹介
給食経営管理実習
「栄養教諭」の免許取得にも対応
「食育指導」の重要性がクローズアップされる中、小学校等で学校給食を通して栄養や食事に関する指導・教育を行い、子どもたちの心と身体の健やかな成長をサポートする「栄養教諭」の制度が、平成17年度からスタートしました。本学科ではこの新制度にいち早く対応。卒業と同時に栄養教諭一種免許状の取得が可能です。
学びの内容−食物栄養学科のカリキュラム
カリキュラムの基本的考え方、教育内容および目標は、以下の通りです。
- 管理栄養士が果たすべき多様な専門領域に関する基本となる能力を養う
- 管理栄養士に必要とされる知識、技能、態度及び考え方の総合的能力を養う
- チーム医療の重要性を理解し、他職種や患者とのコミュニケーションを円滑に進める能力を養う
- 公衆衛生を理解し、保健・医療・福祉・介護システムの中で、栄養・給食関連サービスのマネジメントを行うことができる能力を養う
- 健康の保持増進、疾病の一次、二次、三次予防のための栄養指導を行う能力を養う
これらの基本的考え方を踏まえ、カリキュラムについては、管理栄養士の専門性を高めることをねらいとし、その基盤となる「専門基礎分野」、高度で専門的な知識や技術を修得するための「専門分野」に大別しています。
「専門基礎分野」は、「専門分野」における知識や技術を修得するための基盤となるものであり、管理栄養士という専門職種を目指す動機付けにつながることをねらいとし、「社会・環境と健康」「人体の構造と機能、疾病の成り立ち」「食べ物と健康」を教育内容として位置づけています。
「専門分野」については、管理栄養士としての専門性を高めるために必要とされる「基礎栄養学」「応用栄養学」「栄養教育論」「臨床栄養学」「公衆栄養学」「給食経営管理論」「総合演習」「臨地実習」を教育内容として位置づけ、いずれにおいても、栄養評価・判定に基づいた企画、実施、評価の総合的なマネジメントを行うことのできる能力を養うという基本的考え方を踏まえています。
卒業と同時に取得可能な資格
- 栄養士免許
- 栄養教諭一種免許状
- 管理栄養士免許国家試験受験資格
- 日本フードスペシャリスト協会によるフードスペシャリスト資格認定証
- 図書館司書
- 社会教育主事任用資格
- 食品衛生管理者
- 食品衛生監視員
将来活躍できる分野
- 栄養士業務 : 工場・事業所、病院、社会福祉施設、児童福祉施設、学校、官公署、栄養士・調理師養成施設など
- その他業務 : 食品製造・販売関係、給食会社関係、薬局関係、研究・開発・PR関係、財団・社団・研究所・栄養指導・協会・センター・JA関係、スポーツ・ジム・クラブ関係、エステティックサロン関係、一般企業など
施設紹介−実践力を育てる充実した実習環境
施設紹介はこちらからご覧いただけます
履修モデル−先生の声 栄養プロ履修モデル
病院、事業所等で健康を支える食のプロをめざします。

将来、医療機関、社会福祉施設などで臨床栄養を専門とする、管理栄養士として活躍することを目標とする人のための履修モデルです。学部共通基礎教養科目により、人間の倫理、発達、正しい言葉遣いなどを学ぶとともに、臨床心理や福祉についての理解を深めます。医療機関においては医師や看護スタッフと協力して「食」を通じて患者さんの健康回復をサポートし、また、福祉施設においてはケアスタッフとともに入所者の心豊かな暮らしを支えることのできる豊かな人間性と深い専門知識を兼ね備えた人材の育成をめざします。
食品技術者履修モデル
食品会社等で開発、生産管理に携わるプロをめざします。

今ほど「食の安全性」が注目されている時はありません。農林水産関係者、食品製造・加工企業、そして流通・小売業者にいたるまで、「食」にたずさわるすべての人々が、「安全でおいしい食べ物」をいかに消費者のもとに届けるか、そのシステム構築に全力で取り組む中、食品技術者に対する人材ニーズが高まっています。「食品技術者履修モデル」は、学部共通基礎教養科目において数学、化学、生物の基礎を学ぶとともに、卒業後、食品技術者として活躍することを考慮し、社会心理やボランティア、IT関連科目の履修を勧めています。
先生の声
「食」を通して健康に奉仕する管理栄養士の育成をめざす。
臨床栄養 岡本喜久子 先生
今、医療や介護の現場では、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士などの専門家が1つのチームを作り、患者さん一人ひとりの課題に対応し社会復帰をうながす「チーム医療」の考え方がますます重要になっています。そして、糖尿病や肥満、高血圧など「国民病」ともいえる病気の予防や治療では、食事療法を担当する管理栄養士がチームの要(かなめ)となります。平成20年4月からスタートした特定保健指導、いわゆるメタボ対策の主役も管理栄養士です。本学には地元市民団体と連携した栄養長寿教室や病院でのボランティア実習など、実際に現場を体験する独自の教育プログラムを用意しています。チーム医療を支える優れた管理栄養士を育てていきたいと考えています。
食品開発をはじめ、あらゆる分野で活躍できる実力を育む
食品衛生 友近健一 先生
「食品技術者履修モデル」では、管理栄養士国家試験合格という目標に加え、「食品衛生管理者・監視員」「フードスペシャリスト」等の資格取得に対応した科目履修を勧めています。栄養と健康のプロが求められる場は、今後ますます広がっていきます。本学科では、カリキュラムはもちろん、HACCP(ハサップ)の考えに基づく先進の「給食経営管理実習室」や高度な実験機器を揃えた「食品衛生学実験室」、「化学実験室」などの施設・設備を整備し、最高の教育環境を実現しています。将来、食品業界はもちろん健康・スポーツ産業、バイオ・医薬分野、行政などの分野においても即戦力として活躍できる実力が身につけられるよう、全教員が一丸となって指導に取り組んでいます。私たちは意欲ある学生たちの頑張りに全力で応えます。
食物栄養学科で取得可能な資格−食品衛生資格
食物衛生資格はこちらからご覧いただけます
食品衛生管理者および食品衛生監視員
国民の食生活や健康を保持増進する上で、食品関係者の果たす役割は不可欠であり、食品保健の重要性に鑑みて、制度上定められている事項について一層の理解を深めることは極めて重要であります。
また、近時、消費者がより安全な食品を求め、製品を目でみて選ぶ時代となり、食品添加物の使用範囲や品質保持期限などの表示への関心が高まっています。
さらには、有害物質の混入、農薬の残留、輸入食品の増加など食品保健に関連した問題が少なからず提起されており、食品の安全確保に対する要望はますます強くなってきています。
食物栄養学科は管理栄養士養成のカリキュラムを基に、食品衛生資格履修コースを開設し、食品衛生法及び同法施行令に定める食品衛生管理者及び食品衛生監視員養成施設として指定を受けています。
国家試験合格と、管理栄養士に求められる確かな実力を育む充実したゼミ指導
自分で考え、伝える力を育む スタートアップゼミ(1年)
自分で情報を収集し、考えをまとめ、他の人にわかりやすく伝える能力を養うことが、スタートアップゼミの目的です。まず、小人数グループに分かれてすべてのゼミを一巡し、それぞれの専門科目でどんなことを学び、研究するのかを理解することから始まります。次に、管理栄養士の職務について自分で情報収集し、内容をまとめ、発表を行うことで、相手に自分の考えを伝えるために必要な文章力、表現力を実践的に身につけていきます。さらに、食と健康に関する情報をインターネットを活用して検索し、まとめ、プレゼンテーションソフト「パワーポイント」を使って発表するなど、栄養指導の現場で求められるプレゼンテーション能力を養う実践的なプログラムも充実しています。また、英語で書かれた生物系の教科書の序文・短文を訳す演習等も行います。
国家試験合格に向け、基礎を固める フォローアップゼミ(2年)
管理栄養士国家試験の模擬テストを行い、その結果をもとに苦手分野を理解し、克服していくゼミです。各専門科目の担当教員が模擬テストの解説を行い、どこが理解不足なのか、どの科目が苦手なのかを丁寧に指導していきます。さらに学生たちは、各科目ごとに実施する「弱点強化講座」の中から自分が苦手とする科目の講座を受講し、試験合格への自信を深めていきます。
国家試験合格をより確かなものにする ステップアップゼミ(3年)
管理栄養士国家試験模擬テストの結果を踏まえ、本格的に国家試験対策に取り組むゼミです。合格ラインに達していない科目を徹底的に学ぶことで、合格をより確実なものにしていきます。
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